上位の肯定的レビュー
5つ星のうち5.0無駄な努力を0%にして、成果を100%にする
2021年12月2日に日本でレビュー済み
数年前に読んで強く衝撃を受けた『エッセンシャル思考』の続編(?)が!!
発売日は12/8になっていましたが、Kindle版はもう購入できるようなので早速ポチり。
エッセンシャル思考は「何を」やるか、だった。
エフォートレス思考は「どのように」やるか、を極める技術だそう。ふむ。
本書を読み終わって、
『あー、努力って本当に「量」じゃないんだな……』と、しみじみ。
頑張っても上手くいかないとき、どうしたらいいか、
「他の方法で頑張ろう」と思うのが普通。
日本人は特に「頑張ることがエライ」「努力は美しい」と思いがち。
「苦労は買ってでもしろ」とかね。
いやいや、でもそれって「うまくいかない努力」だったな、と。
本書の中で『「うまくいかない努力」がある一定のポイントを超えると、努力が結果に結びつくどころかパフォーマンスが低下する』という指摘。(あるある…)
例えば、ほとんどの人があてはまるだろうココ。わかりすぎて辛い。
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あなたにも経験がないだろうか。人と仲良くなろうと頑張りすぎて、相手に引かれる。仕事で評価されようと必死になりすぎて、逆に能力のない人だと思われる。眠らなければと焦りすぎて、目が冴えてしまう。リラックスしよう、いい気分でいようと思うあまりに、逆にリラックスできず、憂鬱になってしまう
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がむしゃらに頑張ることは美しいことではなく、
自分を痛めつけているだけだったのだ。
でも、エフォートレス思考は決して「楽をしろ」ということではない。
【適切な方法で最短の道を選んで進め】ということ。
そしてエフォートレスな行動は、シンプルで、とってもハッピーな結果がついてくるということ。
読後、「よし!エフォートレス思考になるぞ!」で終わらせないようきちんと行動が起こせるようにアクションプランを示してくれているのが有難い。
・エフォートレスな精神を手に入れる5つの日課
・「xをしたらyをする」習慣法則
・あいまいなゴールを明確なイメージに変えるプラン
・「今」というのは2.5秒の積み重ね
・頭の中の不用品を手放すには
・判断ではなく傾聴する 等々…。
すぐに全てを実行するのは難しいかもしれないが、
本書に掲載されているやり方で、思考の癖を変えていくことはできそう。
仕事だけではなく、人間関係の悩みやあらゆることに役立つ一生モノのスキルになる予感。
『エッセンシャル思考』を読んでいなくても十分楽しめるつくりになっていたが、読んでいれば更に深まること間違いなし。前作を裏切らない大満足な1冊だった。
何度も読み込んで、実践して、自分に落とし込んでいきたい。