上位の批判的レビュー
5つ星のうち3.0若先生の次回作にご期待下さい!(ネタバレ有り)
2021年2月19日に日本でレビュー済み
紹介文の「ここに堂々完結す!」の文字を見た瞬間、「ああ、またか・・・」と思ってしまった
あそこまで広げた風呂敷を、この一巻で畳み切れる訳が無い
前巻である9巻でやっと七忍が揃ったと記憶しているが、
9巻かけて広げた風呂敷を1巻で畳む事など常人には不可能である
若先生(作者)は他に描きたいモノができるといてもたってもいられなくなり、
日本刀の如き斬れ味で連載を終わらせる悪癖をお持ちだ
今回もその悪癖が出てしまったか・・・
冒頭でいきなり宿敵であるはずの家康が死んだ時に私は察した
暗鬱たる思いでページをめくっていくと、
「枷者の町」でしれっと西部開拓時代のバーが登場してしまう
スイングドアを開けてバーに入るとマスターはグラスではなく徳利を磨いており、
この作品を一巻で畳むためにヤケクソになった若先生の狂気が感じられる
大分筆も荒れてきており背景が書き込まれていない真っ白なコマが目につく
ああ、本当にこの巻で終わりなんだなぁ・・・
それと竜宮城から抜け出す伊織に京馬がやった「忍法 息移し」
これ、本当に忍法かなぁ・・・?多分俺でもできるわ・・・
もう残りページも少ない
最後どうやって〆るつもりやねん
岩戸神楽を踊ってる場合ちゃうぞ
ここで唐突に桃太郎卿が登場!ドン!!
ええ~~っ!!これで終わり!?まじで?
結局、桃太郎卿に成敗されてむーざん無残終了ってこと??
もう次が描きたくてしょうがないんだな
まぁ面白かったからいいや・・・
次回作は西部劇モノか日本神話モノかな・・・
・・・若先生の次回作にご期待下さい!!