上位の肯定的レビュー
5つ星のうち4.0天国へ導く鳥の印
2020年5月22日に日本でレビュー済み
不滅教団の地下で銃の効かない怪物に襲われるキルコ、体中を食いちぎられ……。
一方トキオの方は身体に変調をきたしていたが、それは……。
キルコたちが巻き込まれた不滅教団とリビューマンの抗争、怪しい情報屋(?)との交渉、
施設の方ではミミヒメが見た幻影と物騒な来客たち。今回もまったりとしかし不穏に(死人も
出るし)物語の断片たちが描かれて面白い。もっとも新たな謎がまた増えたといった感じで
全体像が見えてくるところは少なかったかなあ。なかなかの出し惜しみ芸(笑)。
あと、前巻の引きが衝撃的でキルコはどうなるのか、義手になって銃仕込んだりするのか……
と思っていたらそんなことはありませんでした(笑)、あっさり解決してちょっと拍子抜け。
ちょいエロシーンも皆無で割と真面目に話を進めた4巻、ついにトキオがいる「施設」の
存在を知るキルコだがまだ現場への道は遠そう。そしてトキオはどうなるのか、次巻も期待。
ある意味“偽者” だったけど世界崩壊の原因など妙に色々知っていた情報屋。もう1万出して
「復興省」の話は聞いてみてほしかったなあ、あるいは「幻のゲームソフト3選」(笑)。