上位の肯定的レビュー
5つ星のうち4.0オマージュはさりげなく
2020年3月4日に日本でレビュー済み
1巻から10巻まで一気読みした。
感想としては「面白い、でも少し粗い」という感じ。
ストーリーや絵は好みの分かれるところだと思うが、
この人の強みは何といってもぶっ飛んだキャラクター達の濃さだろう。
だから個人的な瞬間最大風速は京都姉妹校のキチ〇イ達が初登場した時だった。
・オニギリの具材しか語彙が無いキチ〇イ
・女の好みが合うかどうかだけで全てを判断するキチ〇イ
・パンダ
・メカ
全員死ぬほどキャラが濃いのにそれぞれが違った個性でちゃんと成立してるのが凄い。
この作者の才能だと思う。
ただ、気になった点が一つ。
オマージュがあからさま過ぎて少しみっともない。
どう見てもネテロをパクった京都校の学長や、
過集中時に涎を垂らす表現もバガボンドの清十郎と闘う時のワンシーンだよね。
影響を受けるのはいいけどもう少し上手くボヤかさないと品性を疑われる。
せっかくいい表現があっても
「もしかしてこれもどっかの作品借りてきたのかな…。」
と思われたら勿体ない。