上位の肯定的レビュー
5つ星のうち5.0後半は広島篇の裏ストーリーで我路がメインです。
2020年2月13日に日本でレビュー済み
今回は、2本立てです。
前半は、整くんとライカさんとの初詣で、二人とも何から何まで初めて尽くしのほんわかエピソード……となるかと思いきや、しっかり事件に巻き込まれきっちり解決の手助けをします。この二人はなかなか良いパートナーになれそうなので、ライカさんにはいつかまたここぞという所で登場してもらいたいと思います。
後半は、これから何が起きるのか?と肌をザワザワさせる幕開けでした。
舞台は横浜。女性ばかりの連続殺人。殺した後に遺体を人目に付くところに同じ態勢で放置する大胆な犯行。警察は羽喰玄斗との関連の可能性を視野に捜査しますが、他にも事件を調べる人物がいました。それは我路。姉・愛珠が何故死んだのか調べるうちにこの事件にも関わることになります。
この話は、主人公の整くん不在のまま、我路メインで進みます。今回の犯人は犯行をする時の姿が…っていうか顔が気持ち悪かった。夢に出そう。無差別ながらも犯人なりの殺しのルールがありそのルールなら、私も殺しのターゲットに成り得るなって考えるとゾッとしました。整くんの登場はないのですが、代わりに警察の猫田や我路が胸に刺さる言葉で犯人に反撃してくれて気持ちよかった。
今回、我路の愛珠の死の真相探しの旅の中で、『ミステリと言う勿れ』の根底に流れる星座マーク入りアクセサリーの謎にずいぶん近づいてきた感じがします。そのアクセサリーを与えた“先生”と呼ばれる人物の目的が何なのか気になってたまらないです。大好きな作品『ミステリと云う勿れ』。次の章でまたどんな展開を見せてくれるのかすごく楽しみです。