上位の肯定的レビュー
5つ星のうち5.0面白さが増した
2019年11月10日に日本でレビュー済み
世界観や絵が気に入って初巻発売時から毎回楽しみに読んでいるが、今号は特に面白さが増した感じ。
登場人物たちそれぞれのバックグラウンドやストーリー等、今号に至るまでで丁寧に書き出して、物語の世界が横に広がっている感じがするが、オムニバス的な要素が強くどうにもグッと深くなっていかないのが今後少し気になる点か。
これまで登場した龍たちの図鑑がでたら買いたい。。
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っとここまで書いて投稿したんだけど、別の方のレビューで同じようなことを指摘されてるのを読んで、なんかどうにも自分の中でしっくりこなくてもう一度改めて読み直してみると、結構色んなところにきちんと伏線が散りばめられている。
特に今号は、この先のキーになるであろうクロッコさんの重要なセリフがあって、実はこれがこの物語の核なんじゃないかな、と思い始めると、いろいろ実は考えて練られているなぁと。
前巻まででは、クラーケンの低気圧に引っ張られていることに気づかない船のように、中心に何があるのかわからない状態だったので、ただ淡々と龍を狩って生活する人々の物語、くらいにしか考えてなかったが、実はいろいろ繋がり始めて中心が見えてきてるんじゃないかな、と。そう考えるととっても面白い。けど考えすぎかなぁ。。
ただジブリ的な絵とか、いくつかの龍のデザインとか、龍涎香や、婚姻色、クラーケン、ケッツァコアトルなど、いろいろ読者が元を知ってることも多いので、もっと知らないところから持ってきて欲しい、というのは個人的な意見。もちろん今後をものすごーーーく期待してるからなのだけど!