上位の肯定的レビュー
5つ星のうち5.0なろう中で屈指の戦記物です。
2019年1月31日に日本でレビュー済み
異世界建国記の作者が描く戦記物です。
中世後期のビザンツっぽい国の皇帝に転生(?)した主人公が内政、外交、戦争します。
落ち目の帝国を再興し、領土を広げるっていうよくあるパターンですが、その過程、歴史・社会・戦争を体系的網羅的にきちんと描く手腕は異世界建国記から変わらずです。
さらに今作では、異世界建国記でやや弱かったキャラが非常に魅力的になって読んでいて楽しいです。
例えば、完璧超人で鬼畜外道だけど人情味も見せるなぜか憎めない系主人公のエルキュール。くっころ系愛国姫騎士(優秀)ルナリエ。ロリ巨乳の姫巫女(女教皇)セシリアなどなど、どれも魅力的でついつい自分のことのように心配してしまいます。
また握力150kgで戦争大好き種族エルフなど設定がユニークである上に、その種族の設定が社会や国家に深く影響しているのも面白いです。
政治系、戦記系の傑作なのでそっち方面が好きな人にはぜひおすすめです。