上位の肯定的レビュー
5つ星のうち5.0線がか細いのがいつも気になります
2019年1月11日に日本でレビュー済み
良い意味で、とても良いです。こう言うのだと真っ先に思い浮かぶのが、築地魚河岸三代目とか味いちもんめの、青年誌系の漫画が思い浮かぶのですが、使っているインクの種類そのものが違うのかと言うくらい。出てくる主人公達の線が違います。浅野先生はエゼルがありますのでどうしてもファンタジーの印象強くて、これは京都なんだよな、と思いつつも、ドラクエ的な妄想京都のようなものを感じて、(実際過去作にそういうのもありましたし)異化効果、を感じてそこの独自性が溜まらなく好きです。築地魚河岸みたいな絵でやってもまったく新しいものありませんし。常になんらかの自分の線を追求してきた強さを作者に感じます。二年前の話で、菅原健二という立派作家先生が、浅野先生と新年会で会うことをもの凄くリスペクト含みで楽しみにしているのをTwitterで読んで(ほとんど同年代だと思います)その気持ち。わかるなあ、かなり若くして華やかに世に出て。未だにその世界でサヴァイバーしてる作家様なんて、キャリアのある作家先生からみても、未だに眩しく感じるのだと思います。