上位の肯定的レビュー
5つ星のうち4.0蓮川さんの絵がすごく良い
2021年3月11日に日本でレビュー済み
「αの花嫁」の弟の話があると聞きつけやって参りました。
恥ずかしながら絵師さん初でしたが、とてもよかったです。エロスよりも事件に重きを置いた展開で(エロスが無いわけではなく、2人が共鳴発情する場面は腰にくるし、クライマックスと全て落ち着いてからの2回あり)物足りなくなるギリギリのところですが、エロい絵が官能を補足してくれていると感じました。
オメガバースである意味を問うていらっしゃる方もいますが、私は十分ではないかと思いました。それこそ道端や署内、凄く大事な場面(犯人検挙直前とか?笑)に発情してしまい、今はだめなのに……なぜ今なんだ!!他の人にバレたら困る!!みたいな展開がなかったのは残念ですが。
ファーストコンタクトでは、お互いを見た瞬間に発情することも無くさっさと事件に駆り出されて行くのですが、その代わり「魂のつがい」同士は触れ合うと電流が走るという設定で、オメガバースらしく初対面の時点でお互いに何らかの、他の人とは違う!コイツは何なんだ!?という感覚をちゃんと持っていました。
もっとラブハプニングが起こると嬉しいのは同感(え、皆さん、それがネックで低評価なんですよね??物語自体は面白かったですよね??)ですが、受けが壮絶な美人でガンコな先輩刑事ですから、すぐに素直になれないのは仕方ないかな、と思いました。