上位の批判的レビュー
5つ星のうち3.0風呂敷広げすぎている。普通に描いてほしい。
2018年12月17日に日本でレビュー済み
鄭和は正直言ってこの時代のアジア圏の人間としてはかなりのレジェンドです。wiki等で確認していただいてもわかるでしょうが、鄭和はコロンブスやガマ、その他の西洋の初期のコンキスタドール達が生まれる前後に没するレベルの過去の人物なので、それだけでも鄭和船団の遠征がどれほどの偉業かご理解いただけるかと思います。
また、大航海時代4の中でも中国主人公のマリアが鄭和のことをあげたり、船団の一部はマダガスカルへ到達。地方では権力者や王国を粉砕したり、オマケにキリンを持ち帰ったりと超スキルフルな人物です。
普通に描いても描き切れない位の事をやり遂げている人物なのに建文帝の亡命の手伝いだとかいらない設定をくっつけるのはどうかと思います。鄭和の人間性を読み解くにしても完全に蛇足です。
普通に書いてくれれば私はそれだけで良いと思います。
1巻では倭寇を取り込んだり正直完全に蛇足な先代の帝を亡命させる方策やらでほぼ終わり、出発するところまではまったく至りません。
2巻以降でうまく方向修正してくれることを望みます。