上位の批判的レビュー
5つ星のうち1.0同意なき性行為から始まる不本意受けが苦手な人は合わない
2020年2月2日に日本でレビュー済み
二組のカップルが出てきますが両方とも同意なき性行為から始まる意地悪攻め×不本意受けのBLです。
攻めが受けを無理やりレ○プするところから関係が始まるのが絶対条件なのかと思ったくらい同じタイプの攻めで、受けが不本意ながらほだされていくのもまた同じです。それがこの作者の性的嗜好なのでしょう。
最初の話は、なぜ攻めが気に入らない先輩という理由だけで受けをレイプしたのか全く意味不明で、その後も脅して職場で性行為をし続けるのも気持ちが悪くて仕方ありませんでした。BLファンタジーというより陳腐に見えます。しかもこのカッコつけの攻め様は、レイプして脅したという自覚もなく謝りもしないという厚顔無恥。(呆れた事に、性的強要=セフレという都合の良い認識らしい) 受けが自分を評価してると分かった途端に掌返し。受け以外の人間はどうでもよく、受けに意地悪するのを(意地悪を受け入れて貰う事を)愛情表現だと思っているお子様攻め……こんな人のどこを応援できるでしょうか。
(2つ目のスピンオフもほぼ同じです。両方とも同系ですが、こちらの方が攻めの気まぐれレ○プ+性的強要度が高くて無理でした……)
私は個人的に、意地悪かつ同意なく無理やり性行為に持ち込む攻めが大の苦手で、脅されたり立場を利用されたりする受けが泣き寝入りしつつも体の関係を続け、相手の良いところを見つけて次第にほだされる、という話も大の苦手なので、地雷の集大成のような一冊でした。
私のように無理矢理系と意地悪系が苦手な方はご注意ください。