上位の批判的レビュー
5つ星のうち1.0昔なら打ち切りだった30点位の漫画かな。キャラが薄い
2019年4月9日に日本でレビュー済み
40点位でしょうか。演出とコマ割りは凄い上手いんですよ
ただストーリーラインとキャラがペラペラ過ぎて、「下の上」か「中の下」と言う評価しか下せません
(1)キャラが薄い。主人公に魅力がない、感情移入出来ない
(2)ハンターやナルトなど色々な漫画の設定を表面だけ取り入れた闇鍋作品で浅い
(3)どうでもいいキャラ達がどうでもいい念能力バトルしているだけ。ストーリーがチープで心打たれない
(4)コマ割りと演出、セリフ回しは天才的に上手い
(5)ジャンプ新編集長が4年間新連載立ち上げに失敗。(2018年~)
出版社と書店はこの1作品を全力で押すしかなくなり、リソース一点集中
今まで分散していたジャンプ読者達の資金や人気がこの1作品に集中。「超」過大評価作品が誕生へ
過去→ドラゴンボール、スラダン、幽白、ジョジョ等人気や宣伝費が分散
現在→微妙だが「呪術」しか押せる新連載が無いのでこの1作品にリソースや人気が集中
(6)評価が分かれてるのは「面白さとは比較で決まる」から
往年のジャンプ名作漫画(ナルトやデスノート)を読んでいると、それらより圧倒的にレベルが下の
この作品はつまらないと感じてしまう
今の「夜桜」「アンデラ」等レベルが低いジャンプ漫画で育った子供達からすると、
これらより圧倒的に上の呪術は「超面白い」と感じる。評価についてはどちらも正解
1、キャラが薄い
→登場人物達に明確な目的がなく、何がしたいかが分からないので薄いキャラになってます
伏黒君や釘崎さんは何がしたいんだい?何がしたいか分からないキャラに感情移入は出来ない
キャラには「目的」を持たせてみよう!!
あと何で命がけで戦っているのかも分からないので「動機」も考えてみよう!!
幽白の仙水→夏油傑みたいに他の漫画のキャラを参考に作るのも止めよう!!
2、主人公に魅力がない・感情移入出来ない
虎杖君だが、強い目的がなく、受動的に動いているだけなので空気キャラになってしまってるよ
「宿儺の指を集めたい」が目的なら動機が弱すぎる+積極的に指を追ってないので
この子は何がしたいの?どういう子なの?と読者が彼に感情移入出来なくなってしまってる
人を助ける動機が祖父の遺言というのも受動的過ぎて魅力減に繋がってる
自分の目的がなく人に言われた事をする主人公とか誰も憧れないんだ。だから空気になる
2-1、キャラ配置をしっかり考えよう
虎杖君の近くに実力が全部上の五条先生を置いたら、虎杖君のキャラが弱くなる
ただでさえ魅力がない主人公の近くに、五条先生やら乙骨やら配置するから虎杖君の存在感がどんどん無くなってる
主人公以外の登場人物は、主人公を引き立てる舞台装置。主人公より彼等を活躍させない事
あとオサレな事を喧嘩口調で言うキャラが多過ぎるから、バリエーションを持たせる事
3、縦軸がしっかりしてない
ずっとどうでもいいキャラ達のどうでもいい戦闘と会話、念能力の設定披露が続いてしまってるよ
何が描きたいのか分からない。全く心が揺さぶられず...読んでも何も残らない。
虎杖君の目標が「宿儺の指集め」なら、積極的にそれを追わないと。欲しがらせないと。
なのに「謎のモブキャラ達がひたすら念能力バトルを繰り返すストーリー」
ストーリーラインがある様で無い状態になってしまっているよ
4、何が描きたいか分からない
描きたいテーマがなく
ハンターやブリーチ、エヴァ、グール、ナルト等最近読んだ人気漫画の好きな部分を
脈絡なく繋ぎ合わせていく闇鍋の様な構成はもう卒業しよう!!
最近はハンターハンターや幽遊白書の同人誌と化してしまっているけど
読者が読みたいのは作者の哲学や思いだ。名作漫画のリスペクトやオマージュじゃないのさ
5、テーマへの舐め
絶対呪いとか興味無いし、描きたいテーマは呪いじゃなくてもいいよね?
念能力バトルを描きたくて(アニメ見ながら)まあ題材は「呪い」でいいか...(鼻ホジ)
という世界観への適当さ・物語へのナメが透けて見えてしまっているよ
6、全く心動かされないストーリー
いいかい?「感動=キャラの変化や成長」だ
呪術はそれを描かず、謎の念能力バトル→あっけなく重要キャラ死亡を繰り返している
そのせいで全く読者の心に残らない薄っぺらい作品になってしまっているんだ
「登場人物には欠けたものがあって、虎杖君との出会いでそれが埋まり、変化する」
脚本の基礎だがこれをちゃんと描いていこう。謎の念能力や設定を考えるより、こっちが優先だ
【まとめ】
新人の中ではセンスがありますし、伸びしろもあります
漫画ばかり読むのではなく色々な体験をして、立体的な人物やストーリーを描ける様にしよう
期待してるよ!!頑張れ!!