上位の肯定的レビュー
5つ星のうち5.0道満晴明先生流 8Pの不思議短編集
2016年10月5日に日本でレビュー済み
道満 晴明先生らしい不可思議で素敵な短編集。
読後感も良く、色々な方におすすめできるシリーズです。
ニッケルオデオンは「赤」、「緑」、「青」の3冊が刊行されていて、「赤」は1巻目にあたります。
昔、SFとは「少し不思議」の略だとおっしゃった大先生がおられましたが、これは少しというよりも、もうちょっと不思議で面白いです。
私は絵柄もストーリーも好きで、大変満足しています。
この中ではぷう太のお話が一つだけ異質というか異彩を放っているのですが、ほんわかとした人形劇のぬいぐるみたちが織りなす、不条理そのものので恐怖と混乱のお話は、まさに「這い寄る混沌」という印象です。
ぜひコピ・コピ・ルアクを飲みながら、3冊まとめてどうぞ。