上位の批判的レビュー
5つ星のうち3.0すごくもったいない
2013年12月12日に日本でレビュー済み
ようやく登場人物も揃い、味方陣営も慣れて息が合ってきたところで、かつ少しずつ主人公たちの周囲の事情・謎もじわじわと示されてきて、「さぁここからだな」という所だったのに、非常に勿体ない終わり方でした。
今までの段階を経て説明していく丁寧なペースはどこへ、と首を傾げたくなる程、何故かこの巻だけものすごい急ぎ足です。
急ぎ足で展開を詰め込み過ぎ、けれども謎やいくつかの引っかかる点の解決は放り出したまま説明もフォローもなく力ずくで終えた、という感じです。
主人公たちやメインのストーリーは良いだけに、色々気になってしまう点が本筋の良さに気持ちが入り込むのを邪魔してしまうのが勿体ないといいますか。
私自身、この作者さんの初期からのファンで、この作品も大好きで、楽しみにしていて、すごく期待していただけに残念に感じた思いもひとしお、といった感じです。
本当にもったいない…。
次回作に期待しております。