上位の肯定的レビュー
5つ星のうち5.0非常に重い内容です
2019年2月2日に日本でレビュー済み
ハサウェイが最終的にどうなったか、ネットやゲームで結末は知る事が出来ますが、
小説ではハサウェイがどんな人物でどんな生き方をしたか、
又敵対したケネスとどんな関係でだったのか、
小説を読まなければ、最後の両者の苦しみはわかりません。
その後の内容は書かれていませんが、
ケネスの後任である父親のブライト・ノアは、連邦の高官が新聞社へリークさせた情報を読んで
愕然としたでしょう。
実直真面目なブライトは、射殺に立ち会うと申し出たのを
ケネス准将は必死になって食い止めましたが、
ハサウェイは無残な死に方をしました。
小説だからこそ、ケネスやギギ、ハサウェイの心情がわかります。
読んだ方からすると、軍も上層部は政治家と同じで正義感より私利私欲以外追及しません。
どうすれば、そこに風穴を開けれるか、現実社会と同じなので答えが出ませんね。
2019年映画化されるみたいですが、この重さがどこまで再現出来るのか、
映画チームに期待です。
因みに、子供が読んで面白い類のガンダムでは無いです。