上位の肯定的レビュー
5つ星のうち4.0とりあえず2巻まで購入
2015年7月29日に日本でレビュー済み
アニメから入ったにわかです。
まだラノベを集め始めてこの作品が3作目なのでラノベの何たるかを
イマイチ把握できていません。そういう視点で感想を書きます。
このラノベを買う前に1~7巻までAmazonのレビューを眺めていて
批判的な意見が多かったので逆に興味を引かれて購入しました。
2巻まで読んでみて個人的にはかなり楽しめました。
ただ満足したかといわれると若干物足りない感じがします。
特に2巻のエピローグ(ケーキのくだり)ではヒロインたちの反応の薄さに
驚きました。もう少しラブコメ展開に厚みを持たせてもいいのではないか
と個人的には感じました。,,,まぁヒロインたちも自覚し切れていない感じ
だったので仕方ない部分もありますが。それにしても切り替えが早すぎる。
気持ちの機微とか余韻とか、そういったものが足りない。
またヒロインたちは小隊間の模擬戦績の点で落ちこぼれとされていますが、
個々の能力は優秀であるという設定が釈然としないですね。
設定上、模擬戦の成績が悪いと実践でも役に立たないので、ある意味で
落ちこぼれという評価は間違っていませんが不完全燃焼というかモヤモヤする
感じです。(愛読する魔法科高校の劣等生はこれよりさらに酷いので私は問題ありませんが)
と、不満を書きましたが、前述したとおり総評として楽しめました。
まずキャラクターですが、他の方のコメントにあるとおりユーリが可愛いですね。
まぁ好みの問題なんですが、ユーリの不器用で真面目で一途なところが
グッときます。詳細は省きますが、根底にある主人公への尊敬、憧憬、恋慕とそれ故に裏切られたと
感じる気持ちの葛藤や、それをうまくコントロールできずに主人公に強くあたってしまう態度などが
不器用で健気で可愛いです。
次に設定ですが、私は俺TUEEE系が好きなので問題ないですね。
主人公は自分の力をどう生かすかに悩んでいて、いろいろ試行錯誤したり
努力している点は他の作品とは違うのではないでしょうか。
興味がある人はとりあえず2巻まで読んでみてはいかがでしょうか。
先ほど少し触れましたが、私は魔法科高校の劣等生が好きなので
あの理不尽な設定(劣等生の主人公とか)が受け入れられるなら、
この作品も問題なく楽しめると思います。
長々と取り留めのない感想を書きましたが、参考になれば幸いです。