Amazon.co.jp:カスタマーレビュー: クローズ(26) (少年チャンピオン・コミックス)
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クローズ(26) (少年チャンピオン・コミックス)
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カスタマーレビュー
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.6
星5つ中の4.6
16 件のグローバル評価
星5つ
79%
星4つ
10%
星3つ
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クローズ(26) (少年チャンピオン・コミックス)
高橋ヒロシ
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16 グローバルレーティング | 6 グローバルレビュー
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日本から
ヨリヨリ
5つ星のうち4.0
ありがとうございました、
2020年2月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ありがとうございました、
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九尾
5つ星のうち5.0
懐かしい
2016年9月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
のもあって無料のうちに一気読みしました。面白かったです。読み始めたら止まりません。
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ボーヤ
5つ星のうち5.0
ボーヤ
2006年11月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
26巻まとめて購入して一気に読みました。最後は涙がボロボロこぼれるくらい感動しました。ただの「不良の喧嘩マンガ」ではなくて主人公以外の登場人物も皆魅力的でおちゃめで素敵です。なんといっても女性が出てこないところがおもしろく感じました。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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yusuke
5つ星のうち5.0
喧嘩そしてそれが友情へ…
2007年11月20日に日本でレビュー済み
私は映画「クローズZERO」に刺激され全巻買い、つい最近
全巻読み終わりました。
総括しながら読んでふと思ったことは主人公・春道は海老津三人衆、
リンダマン、久能龍伸、美藤竜也…最後はただ殴り合って喧嘩で終わる
んではなく最後には「硬い友情」で結ばれることですね。
アクションシーンなのに何故か読みながら感動できる場面が何回もありました。
ほんと不思議です。
自分は高校を卒業しましたが自分ももう一回こうゆう友情関係を築きたかった
なぁ〜と思いました。
ただの「不良漫画だろ」と避けてる人にも是非読んでもらいたい。
荒っぽいですがこの漫画には「友情・仲間」その二言がギッシリ詰まってる作品です。
ほんとクローズ最高♪
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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GADOU
5つ星のうち5.0
P.A.D
2002年6月1日に日本でレビュー済み
いいです!!
男です!!
ラストそれぞれの道へ...
いいです!!
何度読んでも色あせる事が無いです
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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Amazonカスタマー
5つ星のうち5.0
暇つぶし長駄文:理屈を土台に理屈を超える高橋演出
2020年11月7日に日本でレビュー済み
本作のラストバトルにてゼットンが語る「九頭神竜男が高校不良界最強なら坊屋春道は高校不良界最高、たかが最強程度で最高に勝てるわけねーだろ」というのは名言なのであるが、一歩引いて考えてみると、理論的整合性が全く無いのである…が、読んでる方からすると「確かにそうだ」と思わせる説得力があるので不思議だ。
不良の強さ格付けで言えば、後に春道が竜男の上に置くリンダマンとタイマンでほぼ五分の一敗一分なので、普通に戦っても春道が勝つというのは充分あり得るのだが、そのような物理的な強さという”理屈”ではなくて”最高だから”こそ勝ったのだ、と理屈を超えたところに勝因あると思わせるのである。実際、春道より強いリンダマンよりも彼のほうが最高の男と呼ばれるに相応しいと読者の誰もが思うのではないか。
春道世代全体の最後の活躍の場でもあるPAD対スネイクヘッズ編は高橋ヒロシの演出が実に冴えている。シリーズを通じて、春道の見せ場が殆ど無いのである。彼が戦おうとすると美藤が此処は俺にまかせろと敵を片付け、牛乳でお腹を壊したなんてギャグみたいな理由で不戦だったり、スネイクヘッズ幹部連に不意打ちでぶちのめされて一時的に退場するなど、敢えて彼の喧嘩を描かないようにしながら話が進んでいく。そして美藤、龍信と3人で200人が待つスネイクヘッズの本部に乗り込み、幹部連を挑発してタイマンを持ちかけ、ようやく満を持して、という感じで鉄男とのタイマンで活躍の場が与えられる。サブタイトルに出撃!坊屋春道とか付けるので演出としてかなり盛り上がる…のだが、この肝心のタイマンが殆どダイジェストのように描かれる。絵的な見せ場は最初の頭突きくらいではないか(これや前述の不戦のくだりで切り札とおだてられるのは当時作者がハマっていたスラムダンクのオマージュであろう)。
言ってしまうとこのタイマンで春道が勝つのはどー考えても必定なので、描く意味は余り無いと言えるし、後に多勢の援軍が駆けつけ、スネイクヘッズのアドバンテージである数の利が覆されることを美藤と龍信はわかっているので、このタイマンの勝敗自体が抗争の雌雄を決するものではないとわかっているのである。それをわかっていないのは春道1人であり、彼だけが、ホントに3対200で戦おうとしていたのである。物理的な喧嘩の強さより、此処にこそ春道の凄さの本質があると言える。それこそが最も語るべき部分であり、シリーズを通じてほぼ見せ場なしでも龍信に「やっぱお前には勝てない」を言わしめる所以でもある。そこには最早タイマンをガッツリ描く必要も無いということだ。九頭神竜男とのタイマンでも劣勢に置かれたようにみえる状況を覆すくだりは省略されている。
それ以前の1年戦争後始末にせよ、鳳仙との抗争にせよ、キーコとのタイマンにせよ、ろくでもない頃の武装との抗争にせよ、鈴蘭内部の派閥争いにせよ、春道は全てにおいて他のなにかに頼るでも何らかの後ろ盾があるわけでもなく、ほぼ個人でカタをつけようとして、これらで彼に敗北を喫した相手、そこにライバルたるリンダマンを含むが、「強さを身にまとう男の中には弱さが内包されており、故に一層強く振る舞うが、喧嘩で敗北することでその弱さに向き合うことが出来、前に進める」という高橋ヒロシ的ストーリーテリングが反駁されるのだが、そこには春道の拳が単なる暴力でなく、高橋漫画にて幾度も出てくる”男の生きざま”なるものが込められているからこそ、相手の心を動かすことが出来るのである。はじめの一歩にて幕之内一歩のボクシングを”活人の拳”と評するが、同じようなもんである。美藤にかます説教とか、ゲジゲジ兄弟にやられて負傷した時の竜男に向ける台詞にはその男の生きざまを理屈で語っているのだが、これらも特に考えての言葉というよりは思ったことをそのまま口にしている感があるが、このような理にかなった土台があって、そこに「最強程度で最高に勝てるわけがない」という合理性のない理屈を超えた言葉の裏付けとなる、漫画表現の魔法とでも言うべきものがある。
そんな春道にあいつが本気になったら自分は勝てないかもしれないと言わしめるブルについても、よく考えてみると喧嘩の見せ場はあまり無い。彼の本格的なタイマンは石井兄弟くらいのもんだが、この兄弟は強さ格付けで上位にくるわけでもなく、実際、その後のシリーズにてテルやキーコ達数人に所属チームが敗北したとある。後半のキングジョーとのタイマンでも勝つが、同時に行われていた春道と中島信介のタイマンにて中島が四天王というのは嘘で実際は最強は春道だとブルが語っているので、この勝敗は彼の評価にあまり関係がない。ので、喧嘩自体はそんなに強くはないのかもしれない、とも思える。テルらと黒焚連合が揉めるところではブルが事故にあって不在となり、それでもって黒焚は統率を失って5校からなる連合が僅か3人に敗北するという、つまりブルの強さを描くのではなく、彼の不在でもって”集”がバラバラになってしまうのを描くことに依って、逆説的に彼の器量を描くというシナリオ構成がよく出来ている。喧嘩が強くてもこれだけの大人数を統率できる器量は春道にもあるまい。彼がそれだけ多くの不良を惹き付けるのは喧嘩の実力でなく人間性のでかさであり、”個”であり続けようとする春道とは全く別の強さである、と描いている。
で、1年の中島信介が黒焚の3年幹部連に挨拶にやってくるくだりでは中島は先輩たちにも礼節を欠いた態度で振る舞うのだが、ブルがやってくると一転、戦ってもないのに敗北を認めてしまう。此処ではブルはただ「俺が黒焚連合の総長のブルだ、よろしくな」と挨拶するだけなので、やはり理屈は全く存在しないのだが、前述したそこまでで積み重ねた理屈によって、ただブルを描くだけで彼の器量を語らしめてしまうという、理屈を超えた描写が成立してしまうのである。
同じようなストーリーをなぞりながら、クローズに比べてワーストの評価が低いのは登場人物の魅力が訴求しなかったのが大きな理由だと思うが、そこにはこれらのような理屈の伴った作劇によって理屈を超えるというマジックが無かったからだと思う。ワーストの主人公、花の人間性を示すエピソードとして挿入される妊婦を助ける話などは取ってつけたようだし、花が番長になるところもタイマン後の九里虎がそのまま説教で語るのだがその前に行われるタイマン自体がリンダマン対春道のようなお互いを認め合うライバルにタイマンを申し出にくいのでラブレターみたいに果たし状を渡す、というやり取りと違って、花が「何もしてないから」という浅薄な動機で挑み、不意打ちから始まる雑な喧嘩でしかなく、天地のトラウマ解消のためのタイマンで花が天地にかける言葉もやはり同様に感じる。すべてが理屈で止まってしまってそれを超えられなかったことがキャラの魅力の引き上げに失敗し、クローズほど愛されなかった理由ではないだろうか。
このクローズにしても、サラリーマンになった千田にポンとヒロミが説教するくだりなどは理屈で止まってしまっていると感じられるので、「世間の偏見にもめげずに頑張ってる千田をアウトローぶりながら高卒という最終学歴がほしいから高校退学しないヤンキーに説教する資格があるのかなあ…」と、理論の不合理性に突っ込みたくなってしまうのである。ワースト以降はこればっかになってしまった、というのが自分の見解だが、流石に漫画が大ヒットして、功成り名遂げた作者が不良少年の物語を描くのは無理があったのかもしれない。キューピーのあと、クローズの遺産頼りの漫画など描かず、もっと新しい表現に挑戦しておけば、平たくいえばこの時点でジャンクランクを描いておけば、高橋ヒロシという作家に対するプロップスが下がるということは無かったような気もする。
レビューでしばしば高橋ヒロシの漫画をディスっていた気がするので、ちゃんと全盛期の力量をしっかりと褒めておこうと思って書きました。これがあったからこそ、ヤンキー無縁の人生を送る自分でも本作は好きだったんだろうなと。
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