上位の肯定的レビュー
5つ星のうち5.0ピアノ、ピアノ…
2008年3月28日に日本でレビュー済み
26話(lesson 26)で千秋と巨匠の協奏曲を聴いたのだめが、着ぐるみのまま、
ピアノ、ピアノ…
と走る後姿がいい。
恋愛と成長物語をミックスした「のだめ」の良さがよく出ている。成長していこうとするから、互いに刺激しあい、時にはライバルにもならざるをえず、その緊張感や距離感が「のだめ」の独特な魅力となっている。それがとてもよく出たよい場面だと思う。
しかし、こういう仕事と恋愛の両立はどこまで可能なのだろう? 巨匠が「誠実に音楽に向き合わないと千秋とも付き合えない」と言っているが、向き合いすぎると逆に恋愛が難しくなることもあるのではないだろうか。いつかこの二人は別れそうな気がする。そんな深いテーマの展開も今後楽しみだ。