上位の批判的レビュー
5つ星のうち3.0ミスター・ロマンチスト
2008年12月26日に日本でレビュー済み
表題「ミスター・ロマンチストの恋」の他には
・「ミスター・ロマンチストの手紙」
・「ミスター・ロマンチストの恋人」
・「ミスター・ロマンチストの春休み」の短編が収録されてます。
あとがきからこれは《初めてお仕事で雑誌に掲載された作品》だそうです。
そして《茶髪のカワイコちゃん受け》をあえて真逆に扱った主人公と攻めがテーマのよう。
つまりガタイがよくてクールかつニヒルな外見なのに内面は乙女チックな主人公・千野
& 茶髪でカッコイイ一学年年下の男(千野談:王子様!?)有坂
そんな二人のカップリングです!
不器用な千野と王子様的(そのように接してくれている)有坂が、初々しいというかじれったいというか、ついつい千野の乙女さには姉たちのパワーをもらっていただきたいというか…。
努力の上に主人公が成り立っている…という設定なんだけどじれったさが満載です!
そしてまた、こんな出来すぎた攻めがいてくれるの?って。
それが最後の最後に「エロ犬」呼ばわりされる有坂が やっと本領発揮みたいな。
個人的にはこちらの有坂の方が好きです〜。
更には有坂も気になっている 主人公千野の幼なじみ藤木の存在。
外見愛らしいのにガサツな藤木。
あて馬的存在なのに 微妙すぎる立場。
折角の存在が生かしきれていないという感があるんですが、それは藤木の行動が気持と伴っていないような気がするからかなぁ。
続編はすべて時間の経過にそって続いています。
希望としては10年後の二人も 想像ではなくて 読んでみたかったで〜す。