上位の批判的レビュー
5つ星のうち3.0甘くて、ほのぼの
2019年6月1日に日本でレビュー済み
きれいな子が好みの直登は、北見のような男らしい男はタイプじゃないと思っていたが、
付き合う内に「結構かわいい」「彼なら抱けるかも」という気持ちになります。
でも、いざそういうことになってみると、二人ともタチだったという誤算が。
ネコになるか、別れるか……やっぱり好きだから別れたくない……
相手への思いが確かなものだからこその葛藤であり、覚悟。
それが伝わってきたので、直登の決断がすんなり受け入れられました。
思いやりに溢れたカップルの甘くてほのぼの、素敵なお話でした。
直登は、最初に執筆に煮詰まった、無精ひげのよれよれ姿でコンビニに行く描写があったので
もうちょっとくたびれたオヤジな感じを想像しまして、私としてはそれでも良かったのですが、
イラストはめっちゃ爽やかイケメンだったのでちょっと印象が違いました。
心情描写や文章自体が上手な作家さんで読みやすかったです。