上位の肯定的レビュー
5つ星のうち4.0間隙を縫って玄徳軍が躍進
2009年6月9日に日本でレビュー済み
中国の戦国時代、三国志をマンガ化した作品
この巻は、赤壁の戦いの後、弱ったとは言えまだ、勢力の
衰えない曹操と、赤壁の戦いの勢いに乗りたい週楡、そして
間隙を縫って、玄徳軍が侵攻する話です。
勢いは良いものの、知恵が足りない呉は、正気に戻った曹操に
かなりの痛手を負います。そして、その代償は太史滋という
貴重な武将を失うことが書いてあるのがこの巻です。
週楡と曹操が争っている中、漁夫の利さながらに
躍進するのが玄徳です。関羽に至ってはたった500騎で
城を攻め落とすなど、かなり簡単に侵攻が進む巻です。
このようにして三国志の3国が生成されていく様は
なかなかおもしろく、目立った戦いがほとんど無い
この巻ですが、伏線のおもしろさに感心しました。