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2019年5月11日に日本でレビュー済み
 13巻では眠り姫オーディション編が完結し、次のエピソードへの導入は無し。12巻でライバル②である海咲先輩が相方との絡みで大化けしたのを受けて、主人公とヒロイン②夏姫ペアがいろいろあがく。ほどよく現実的なまとめ方。
 それにしてもYAGP編で久し振りにたくさん登場したライバル①とヒロイン①が、今回のエピソードでは全く登場しない。もちろん登場していたら海咲・響組挿話の盛り上がりはありえない。大昔の単純なマンガだとライバル②やヒロイン②は敵役で終わるはずなんだよなあと思ってしまうこと自体が旧時代の発想か。
 本作では当初、「天才」主人公の設定の荒唐無稽さと、バレエとかバレエ界に関する描写の現実性のバランスで物語を牽引しようとしたのが、そもそもバレエ界自体が現実離れした大変な世界であったため、主人公の荒唐無稽さが程々の緊張感で作品世界に溶け込んでいて、そこから浮き上がることがない。バレ界がそういうところだから、主役・準主役級以外の登場人物の個別エピソードにも引き込まれてしまうんだな。
 
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