カスタマーレビュー

2021年2月27日に日本でレビュー済み
著者の作品は処女作からすべて拝読しているが、今回は著者初の小説である。以前も小説系の著作はあったが、章の合間に知財の解説が入るため、小説半分、専門書半分なイメージだった。完全に小説なのはこれが初めてなはず。

小説は、ミステリーライトノベルとして十分成り立っており、読みやすい。知財の情報は全篇に散りばめられているが、詳しい解説は巻末にまとめられているため、小説部分の邪魔になることがない。知財に関する詳しい情報を求めている読者には物足りないかも知れないが、著者自身による「知財制度が学べる初のエンターテインメント小説」という定義にはちょうどいいバランスだと思う。

ラノベではあるが、脇役までかなりキャラが立っているので、将来的に同じキャラ構成を使い、一編で知財関連の問題を一つ扱うような短編集を出すのも良いのではないか。アメリカなら、ネトフリあたりが1話30分程度のシリーズにでもしそうなイメージ。

新著を出版するたびにどんどん進化を続ける稲穂氏の次のアドベンチャーが今から楽しみだ。
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