カスタマーレビュー

2013年5月2日に日本でレビュー済み
未経験の自分のアジャイルのイメージといえば、
「なんかすごい」「きっとすごい人たちがやってるのだろう」というボンヤリしたものでした。
なので最初は「こんなの夢々!」と思いつつ読み進めていたのですが、
そのうち、「アジャイルは普通の人のためのもの」ということに気づきました。

多くのIT企業で取り入れられているウォーターフォールモデル(以下WF)では顧客が最初に全て要求を出す方式ですが、人の想像力は乏しいのが現実で、ほぼ間違いなく仕様変更が生じます。
WFは変更が生じないことが前提ですから、実はこちらの方が「すごい人」である必要があります。

他に「これって職業人として当たり前のことなんじゃないの?」というレビューがありますが、そういう方もいると思います。
だって普通の人が実現可能である習慣・方法で最大限の効果を発揮するよう意識した開発がアジャイルな開発なのですから。

例えば作品中に出てくる「毎日動く状態を維持して、チェックインしなさい」というプラクティスは、「無理だろっ」と思うのですが、それはとりあえず動く状態にした後で、動かない状態を長く続けない、間違えたらすぐ戻る、というか戻らなきゃいけないことになるべく早く気づくための簡単な方法と言えます。

人は間違いを犯す生き物なので、間違うのはある程度仕方ありません。
で、その間違いにいかに足をとられないようにするか、そのための普通の人が実践可能なプラクティスが沢山載っています。
小さい成果を重ねていく…どれもそんなスタンスに見えます。
ただ決して楽ではありません。でも恐らくベストで楽しいだろう、メンバとも仲間になれる、そんなプラクティス。

「私出来るかもしれない、やっている環境に身を置きたい。」そう思わせてくれる本でした。
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