カスタマーレビュー

2021年8月26日に日本でレビュー済み
前巻に引き続き、貧困ビジネスの話。

この、普通の人が思いつかないようなアコギなビジネスの型は、考えてみたら江戸時代からあるんですね。

飢えに苦しむ農家が、娘を差し出して金を得る。
その金は娘の借金となり、娘は廓で働いてそれを返す。
ところがいくら稼いでも娘の借金は減りません。
着物も丁度品も全て借金で買わされ、自分の生活の維持費が全て借金になるシステムだからです。
そして幼女がまた里から売られてくると、その世話は姐女郎の借金。
えっ、その金どこ行くの!?という不条理がまかり通る世界。
そして亡くなれば、投げ込み寺にポイ。
当然死んだ女郎の持ち物にはまた値段をつけて使いまわしたことでしょう。

これはもっと身近な現代の生活でいうと、廃品回収がそうです。
なんでも買い取りますとうるさくアナウンスを流して走り回り、トラックに乗せただけで積込料金を取り、「これは売り物にならないので有料で引き取ります」と、二重に金を取る。
そしてさらに、それをリサイクル商社に持ち込み売って金にし、金にならなかった物はこっそり野山や河原に棄てる不法投棄。

この、弱者(知識のない人も含む)から何重にも搾取するビジネスは昔からあるのだから、いい加減に「法の目をかいくぐった悪質な…」などと言い訳言わずになんとかしたらどうなんでしょうかねえ。
こういう二重三重の搾取をした者を罰する法律も無くては、現場の人が被害者を救っても片手落ちですよね。

えみると京極係長が無事に(とにかく危険な目にあって欲しくない、報復が1番怖いから)悪い奴らを懲らしめて、角間さんたちが安心して暮らせるよう手引できると良いなと純粋に思います。

角間さんの知的障害疑惑ですが、発達障害で職を転々とし、家族もお金も失いそれこそ生活保護も経験している私には他人事じゃないのです。
アルコール依存の話の赤嶺君にも共感したけど、オールバックの角間さんも応援したいと思う好きなキャラクターです。
純粋でかわいい男性で、殴られて雨の中泣いてる姿はすごく切なかったです。
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