カスタマーレビュー

2017年6月1日に日本でレビュー済み
4巻の一番の見どころは、実はフランチェスコ王子の秘密よりも、253ページから257ページにわたる「女王アウラとファビオ秘書官との善次郎談義」である。
毎度毎度のことながら、善次郎に重荷、しわ寄せ、貧乏くじをひかせてしまったことに罪悪感を感じるアウラ。その様子にファビオは珍しく軽口をたたく。

「おやおやこれはのろけですか?それほど、ゼンジロウ様を怒らせるのが怖いのですか?」

それに対するアウラの返答↓

アウラ「マヌエル・マルケス(大貴族)を怒らせた場合、何を持って機嫌を取る?」
ファビオ「税免除」
アウラ「プジョル・ギジェン(大将軍)を怒らせた場合、何を持って機嫌を取る?」
ファビオ「元帥の地位」
アウラ「では本題。ゼンジロウ(王配)を怒らせた場合、何を持って機嫌を取る?」
ファビオ「・・・降参。思いつかず」

アウラ「私もだ。婿殿を怒らせることを何故これほど怖れているかわかっただろう?無いのだ。ゼンジロウを怒らせてしまった場合に、【これを出せば最低限、話を聞いてもらえる手札】が」

このくだり大好き!女王としてゼンジロウを信頼しつつも、一方では王配としてゼンジロウを御することの難しさ、危険さに苦悩している感じ。

だが、読者は分かっているはず。ゼンジロウがアウラを裏切ることは、万に一つもないということを。

なのでやはりこれはファビオ秘書官が最初にからかった通り、惚気なのだろう(笑)
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