カスタマーレビュー

2021年6月10日に日本でレビュー済み
本書は、死体を改造して人造人間を作るのが、わりとアングラ方面で一般的になっている社会でのドタバタコメディである。
本書の主人公は、大相撲闇リーグで活躍した力士(雷電号)の腕を搭載した人造人間である。うーん、フランケンシュタイン。
もう設定はなんだかわかんないのだが、兎に角ネタがすごく細かい。
お坊さんが、土葬ダメ絶対といっているのは、火葬が仏教由来だからだろうか。ただ、実際には、土葬も結構残っている地方がある(墓地が西洋式なのは、キリスト教が土葬だから。宗教的に、死体損壊を嫌う。あと、設定的に、土葬だから死体あさりができるんだろうと思われる)。
タチバナ女史が飲んでる日本酒の空瓶が、人殺しだった。鬼ごろしでなく。
タチバナ女史の偽写真に、1976年3月 安楽死の裁判とかがあるのだが、これ、あれだぞ、カレン事件だぞ(ニュージャージー州最高裁)。
あと、2・26事件臭いのもある。朝、役所に出勤したら、決起部隊が非常線張ってて、機関銃陣地があってビビったみたいな話があるので、うろうろしてた人いるかも。
タチバナのじいさまが、日露戦争っぽいことをいっているが、あれかなあ、歩兵第34連隊第1大隊の大隊長だった橘少佐(戦死で特進し中佐)にかけているのかなあ(まあ、じいさんのいっているのは、海軍の話なのだが)。日露戦争の遼陽の戦いの際、首山堡攻撃で戦死した橘少佐である。海軍の広瀬武夫とともに軍神とされる。第34連隊(静岡)は、攻撃後、約900名まで損耗する大激戦であった。
毛沢さんとライデンとの取り組みなのだが、ライデンが毛沢さんの廻しをとる位置が、しっかり奥を握っていて、手が長くて、いい力士だなあと思わせる描写がある。さすが雷電。毛沢さんが、農村に行くとき、農業生産3倍とか、大躍進とか、微妙に怖いこといっている(下放?)。共産圏わりと偉い人の死体保存しているので、残ってるのよね。
あと、えせタチバナ女史が、安易に国といわずに、圀といっているのは笑ってしまった。国は当用漢字であり、日本製である。一方、圀は、則天文字なので中国製である。
日本の大学に保管されている文豪の脳は、夏目漱石である。本当に東大医学部にある。猫がチュールみたいなのを舐めている描写があるが、個包装のジャムかも(漱石はジャム(甘い物)が好き)。
鉄の女サッチャーが、ブラックバックパンチをかましているが、これは、フォークランド紛争の際の作戦名である。わりととんでもない作戦である。
あと、イギリスは死体盗難の本場である(偏見)。やたら細かい大英博物館のミイラ描写。それと、タチバナ女史のモデル、ジョン・ハンターじゃないかなあ。
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