カスタマーレビュー

2007年4月25日に日本でレビュー済み
副題に「マネージャのための実戦移行ガイド」とあるが、Rubyのコードが出てくるのはほんの1、2ページなので、本当にそういう本だ。

とはいえ、マネージャが読むべき本かというと、ちょっと疑問だ。例えば自社にRubyを導入したいと考えているプログラマが上司の机上に本書を置いてみたところで、「A4一枚にまとめて!」と言われるのがオチだろう。いまどきJavaで案件をこなしているような規模の企業の、本当に忙しいマネージャにとっては、たった200ページでも厚すぎる。だいたいマネージャ層には、本書に登場するDave ThomasやMartin Fowlerの名前などなんの威光も持たない。

というわけで本書を読むべきなのは、Ruby導入をもくろむプログラマであって、彼/彼女の役割は上司に対して本書から適切な情報を抜き出して渡すことだ。そういう意味では原書の副題「Things Every Manager Should Know」の方が適切な雰囲気かも。

現実問題として、日本でもすでに顧客の方から「Ruby on Railsで」と指定される案件が発生している。そういう状況になってから本書を手に取っているようなマネージャはもうダメだと思うが、そうなる前ならまだ打つ手はあるよ、と読める。自社が置かれている立場に沿って、リスクの少ないRuby導入作戦が立てられるように、評価から実験的な導入、Javaとの融和、本格的な導入へと続く道筋がうまくまとめられており、非常によいガイドになっていると言える。

「そろそろJavaだとまずいかも」と感じているプログラマに、まず手にとって欲しい本である。
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