カスタマーレビュー

2021年1月22日に日本でレビュー済み
思ってたのと違う。これに尽きる。
「怪獣8号」という硬派なネーミング、人類の天敵・怪獣、夢破れた社会的底辺の30代の男と、夢を叶えて戦う幼馴染。

ここの設定から察するに、「うだつの上がらない中年男が泥臭く頑張るアンチヒーロー物語」を期待をしていた。
しかし蓋を開けてみれば、最近よくある異世界モノ+ ヒロアカを混ぜただけ。
特になんの努力もせずに最強の力を得た主人公が、"軍隊"とは名ばかりの学園チックな環境で青春を謳歌する緊張感のかけらもないライトノベル的物語。

色々不満があるが、何よりI番の問題は主人公が好きになれないこと。社会経験のある30代の男が、未成年の子供と同じ目線で喧嘩するのは見ていて本当に見苦しい。
主人公が夢を叶えられなかった根本的な理由は、才能が無かったからではなく、やるべきことから逃げ続けてきたこと。つまり、努力が足りなかったからだ。しかしそこの心の成長をスキップし、いきなり最強の力を与えてしまう。結果、やるべき事から逃げてきた男が、たまたま得た最強の力を手にしてイキりまくる。何が面白いのこれ?

例えるなら何も努力してこなかった男が、宝くじに当たってイキり始めるのと同じ。

アイアンマンはスパイダーマン にこう言った。
「スーツが無いと戦えないなら、お前はヒーローではない」と。
ある時、アイアンマンは敵と戦うスーツと、数百億円の資産、そして仲間を全て奪われた。しかし全てを失っても諦めず、ホームセンターでガラクタを集め、もう一度一人で悪に立ち向かっていく。

ヒーロー(主人公)に一番大事なのは能力ではなく、物事に取り組む姿勢なんじゃないか?
先述したヒロアカの主人公は最初何も能力を持たない一般人にも関わらず、親友を助けるために怪物に立ち向かっていく場面があった。

この作品の主人公には一番大事な心がない。
ただの一山当てた気持ち悪いおっさんだ。
色々思うところはあるけど、何よりここが欠陥だった。
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