カスタマーレビュー

2016年6月25日に日本でレビュー済み
日本に続き、今回の舞台はタイ。*ネタバレあります。

急速に発展し、経済成長を見せる一面、より深くなる闇を抱えるタイが舞台として描かれています。

多分、実際にある問題なんだと思います。発展して見栄えは良くなった反面、取り残された人々は以前以上の地獄に置かれる。前は、生ごみやらなんやらを漁って命を繋げたのに、それも出来ない。誰かの援助を受けなければ生きていけなくなり、その手から漏れれば、それこそなんでもするしかない。

妹や恋人の為に少年が男娼として体を売る、少ない稼ぎを嫌な現実から目をそらす為に麻薬に溺れる、少年兵として消費される命として使い潰される。

主人公は、そんな現実を、自分たちの24人の子供たちのあり得た未来として重ね、何もかも壊してしまいたいと暗い感情を募らせます。

提案されるのは、そんな子供たちを、少なくとも、現状よりはマシな地獄に連れて行ってくれるであろう、雇用主(傭兵団)になってくれないかというもの。

子供たちを争いのない新天地へと導く子供使いというおとぎ話の序章です。

今後に続く、原作4,5巻の、子供使いという伝説を打ち立てる物語の転換点が、今回の物語となります。

*因みに原作と比べて敵役のキャラが好感を持てる感じになっています。嘗て励ましあったアラタに牙をむく彼の胸の内を今後の物語で描写されるのか。非常に期待しています。
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