カスタマーレビュー

2017年4月17日に日本でレビュー済み
どこぞのサイトで内容が「昼ドラ」でドロドロだと聞いて購入しました。
ただならぬタイトル、カバーデザインの美少年のドキッとするような瞳と文字のデザインまで作品までも今作品に漂う独特な雰囲気を表しています。
カシオ先生の作品は今まで読んだことがなく、心を殺す方法を読んだ後に二、三作品ほど購入したのですがやはりこの作品は時系列の流れなども含めてずば抜けて描写が丁寧だと感じました。
あらすじは、親の再婚を経て義兄弟となった春樹(平凡受け、どちらかというとちょっともろさもあるかも)と光(かなりの美形で弟攻め)が、主に光の春樹への執着のために性関係を結び、そこから周囲をも巻き込んだ負のスパイラルにはまっていくというもの。
登場人物は主に一巻の段階では春樹、光です。そこに当然親も絡みますがそこまで深く掘り下げはないです。
メインはやはり、光の容姿の美から来る苦悩と人としての不完全さ、そして春樹への狂気のような恋心です。
恋心と言っても当然「人として不完全」な彼の愛情表現はねじ曲がっていて、春樹の気持ちや体を慮らない…まあ言ってしまえば無理やりです。
春樹サイドではかわいがっていた弟が突然豹変し自分を性的対象として見る異様さ、生理的不快さがよくわかって…(光に犯される前は確実にノンケだと思います)そしてそれが段々と変化する言葉や口調の端々にうまく取り込まれていて感嘆するほどです。
以上からお分かりだと思いますがこの二人はメインでも全然ラブラブした感じではありません(笑)

光くんは本当にかわいそうだなと思うところもあるんですけどね、やってることがね…
それでも徹底した鬼畜ではなくあくまで恋心基準なんですよというのもわかる。春樹にはまったく伝わってませんが。
一巻ではそんな崖っぷちの春樹の心の支えとなる存在が登場します。この作品ではかなりのファンを擁している(わかる)その方ですが、二巻では人物に焦点があたってどんどん深み(いろんな意味で)と面白さを増していく作品なので、とりあえず読んでみてください…!ここ最近一番「刺さった」作品です。
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商品の詳細

5つ星のうち4.2
星5つ中の4.2
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