カスタマーレビュー

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2021年5月31日に日本でレビュー済み
前二作で太刀打ちできなかった三体文明と戦う為に更に地球でも策を練り・・・というお話。

最近はネタバレだと訴えられたりするそうなので、あまり踏み込まないで感想を述べたいと思います。

三作目を読むに当たって、前作と前々作を読み直したのですが、最初は文革の場面から始まった話しが最終的にこの様な壮大なスケールで話しが展開し、空前の結末まで行くのに驚きました。今回もいきなり中世の英語圏の寓話風に始まり戸惑いもありましたし、三部作を通じて筋は変わらないですが、キャラクターは三作で変わるので、こちらも少し戸惑いもありましたが、読む内に慣れて特に違和感を感じずに読めたのも著者の筆力を感じさせました。

宇宙空間での戦いの模様は、前のレビューでも書きましたが、昔よく観たロボット・アニメやジュブナイルのSF小説を彷彿とさせ、中年の読者にも童心に返った気分のさせてくれて楽しかったです。これも前のレビューで書きましたが、三体文明の侵略と現在のコロナの蔓延が奇妙にダブるのも、偶然だと思いますが、タイムリーに感じました。

漸く読み終わってヘトヘトに疲れたので、暫くは読み返しはしないかもしれませんが、時間が経ったらまた二読三読しようと思います。

私の近くの選挙区の議員さんのプロフィールに依ると、その方が外国に留学していた時、韓国と中国の勢いを実感してこのままでは国際社会の中で日本が埋もれると危機感を抱き、官僚を辞めて議員になったそうですが、確かにこの小説等中国の方の作品を読むと、なんとなく日本は中国に負けた、と素直に感じてしまいます。中国にも色々問題がありますが(人権問題とか言論弾圧とか)、欧米との同盟の強化もいいですけど、中国との友好関係も維持した方がいいのではと、こちらも素直に感じました(日本に中国の小説の翻訳禁止とかになったら大変なので)。

是非三部作を順番に読んで頂きたい完結篇。必読。
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5つ星のうち4.7
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