カスタマーレビュー

2009年11月3日に日本でレビュー済み
太平洋戦争末期の敗戦色が濃いなか、本土防空に奮闘した若き日本海軍戦闘機隊長のノンフィクション物語です。

本編は主人公の菅野直大尉の生い立ちから始まり、文学少年だった大尉の少年時代や海軍兵学校入学のいきさつ、飛行学生時代や前線に配属されてからの勇猛な菅野大尉の活躍などを、敗戦へと向かう時代を追いながら展開されます。そして、終戦日の2週間前に散華された菅野大尉の最後の空戦の様子を描き物語は完結します。

率直な印象として、誤字・脱字が目立ち、その感動的なストーリーを考慮しますともったいない印象も受けますが、それでも著者の菅野大尉に対する敬愛ぶりが随所に伺え、大変な労力を費やしてこの一冊をまとめ上げたのだなと感心しました。

菅野大尉と同じく兵学校70期生であり、大尉の代役として抜擢され出撃した第1次神風特別攻撃隊・敷島隊隊長の関行男大尉や、難敵だった米軍の大型爆撃機への背面急降下攻撃をともに編み出した一騎当千の列機・杉田庄一氏も登場し、劣勢の中にあってもなお母国の為に奮闘した彼らの勇姿に深く感動しました。

海兵卒士官で戦闘機隊長であり、そして勇猛果敢な撃墜王でもあった希有な菅野大尉の生涯をたくさんの方に知っていただきたいと願っています。

東京・九段北の靖国神社(遊就館)には、生前菅野直大尉が愛用していた遺品の財布が今なお大切に保管され、その武勲とともに奉られております。
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