カスタマーレビュー

2019年6月20日に日本でレビュー済み
荒川弘のファンでこちらを最新巻まで読了しません。読み進めている間は、各キャラの魅力やそれぞれのエピソードなど、漫画家の画力もあってそれなりに面白いのですが、肝心の話の内容が心に残りません。

内容的には読み進めながらも『指輪物語』+『ガンダム』+『ナウシカ』の良いところ取りだなあと感じていたのですが、結局大抵のトラブルや事件は「武」のダリューンと「智」のナルサスが解決してしまって、主人公アルスラーンは殆ど何もしてない。主人公アルスラーンは複雑げな生い立ちやら周辺国の事情やらに振り回されているだけで、彼自身が悩み、もがき、苦悩する場面は殆どありません。アルスラーンの成長譚としては非常に物足りない、それが読了感の呆気なさに繋がっているような気がします。その辺りが、同じ作者(作画者)である荒川弘原作の『銀の匙』と異なると思います。『銀匙』主人公の八軒は、彼なりの方法で毎回難局を打開_時には失敗も_しつつ、前進=成長しようとしています。

『銀匙』は何度でも再読できますが、こちらは読み返とそうした面で物足りなさを感じます。過去の名作の意匠を取り込みつつも、ストーリーの根幹部分では、助さんと格さんに助けられて諸国を漫遊している『水戸黄門』が一番近いのかも知れません(水戸黄門、成長しませんしねw
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
違反を報告 常設リンク

商品の詳細

5つ星のうち4.7
星5つ中の4.7
271 件のグローバル評価