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2021年7月25日に日本でレビュー済み
原作は未読なので物語がどのように構成されていたのか判りませんが、今巻の内容も含めた当作品のこれまでのストーリー展開を簡略に説明すると、前世は“剣聖”であったラウル・イザルフが転生してガルデア帝国の最年少騎士アルタ・シュヴァイツとなり、次期国王最有力候補であり“剣聖姫”と呼ばれる王国四大貴族のラインフェル家の一人娘イリス・ラインフェルの護衛として、彼女の命を狙う王子ゼイル・ティロークの依頼を受けた傭兵集団“剣客衆”と戦闘(バトル)を繰り広げる…というモノなのですけど、当コミカライズ作品は結局のところ戦闘(バトル)シーンだけを見せて肝心の物語については深く描かないまま完結(終了)してしまいました。

そもそも物語の主軸である“何故イリスが次期国王最有力候補”なのかを明確に説明していません。当主である父親を失った貴族の娘がどのような経緯を辿れば国王になれるのでしょうか?おそらく原作ではちゃんと説明しているのでしょうけど、当コミカライズでは詳しい説明もなく最後まで明かされないまま作品が完結(終了)してしまいます。これは邪推かもしれませんけど、コミカライズ化する時点から派手な戦闘(バトル)シーンを見せて読者を獲得しておいて“この続きは小説で…”という感じで誘導するのが目的だったとか…?

…というようなコトを考えてしまうくらい、当作品はバトル漫画としては良い出来映えになっているので、今巻にてイリスの父親の仇でもある因縁の“剣客衆”No.1アディル、そしてイリスを助けに向かうアルタを足止めしようとするNo.2フィスという強敵(いかにも)を相手にして、“楽をしたい”という“生まれ変わった剣聖”であるアルタは熱くド派手な戦闘(バトル)シーンとは裏腹に、いとも簡単に倒してしまう爽快さを気に入っていたのですけど、イリス暗殺の黒幕である王子ゼイルも捕縛され、さぁ!これから新章開幕で物語もイロイロ進むぞ!…と思ったら最終ページに“Fin”の文字を発見して愕然としました。漫画作品としての見(魅)せ方が巧(うま)かったので、この時点で完結(終了)してしまうのは勿体なく思います。原作小説はまだまだ続いているので、コミカライズ作品で物語の先が読めなかったのは残念です…って、だったら原作小説を読めばイイのでしょうけど漫画(コミカライズ)を読みたいのであって、小説の方は遠慮させていただきます(謝)。←同じような人も多いのでは?
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