カスタマーレビュー

2021年1月9日に日本でレビュー済み
高校生の為の物理学の入門書です。微積が使われていますが、高校生への配慮として高校数学を逸脱した範囲の数学は殆ど使われていません。しかしながら論理の破綻はなく、あくまで科学的な説明がなされています。

大学受験に微積がいるのか、というのはよく議論の種になりますが、はっきり申し上げていらない訳がないのです。微積を使わないと説明できないことが多々ある為です。学校の授業ですら、式ではなく概念としてですが微積は登場しています。

本書は多くの授業や参考書では有耶無耶にされていることが言語化・数式化されており、物理を正しく理解することを手助けしてくれます。「応用力」とはこういった道を辿って初めて身に付くものでしょう。東大や京大等の難関大は、重箱の隅をつつくような知識やパターン化による経験値ではなく応用力を問うてきます。

本書のような一見ハードルの高い参考書は物理が得意な人におすすめされがちですが、私はむしろ物理で躓いた人にこそおすすめしたいです。
ただ、電磁気は本書の中でも特に難解であり、注意が必要です。また、大学受験にあたっては読み飛ばしても構わない部分が見分けられる程度の知識はあった方が良いでしょう。

私の友人にも大学に入って本来の物理学を学んでから物理が好きになった、得意になった人は沢山います。本書を読んで物理学の面白さ、奥深さを味わってください。
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