カスタマーレビュー

2019年12月20日に日本でレビュー済み
いやあ、やばかった。
これはヤバイです。
カシオさんの独特の冷たい文学的な世界観が好きなのですが、中でもこれは問題作。

私は好きですが、心が元気じゃない人にはおすすめできないかもしれません。

あらすじ
美形の少年光は、幼い頃から女性たちの身勝手な好意を受けて育ち、性的悪戯をされていたこともある。女教師からのセクハラ、電車内での盗撮。初めてできた友人が心から大切にしていたその彼女からの、一方的な好意。唯一の拠り所であった母の再婚。そういったことが重なり、精神をひどく傷つけられる。

そんな暗闇の世界から救ってくれるたった一人の人物が、母の再婚相手の連れ子で10歳年上の春樹。

光は春樹に異常なまでに執着し、春樹の心を手に入れようと、春樹を脅して性行為を強要し始める。

春樹には長年恋をしていた恋人、英がおり、英との恋を実らせた折に、光から逃れようとするが、光との行為に精神を病み、少しずつ壊れていく。

やがて、周囲を巻き込んだ悲劇を生んでしまう。

光が受けたような、周囲が自分の意思とは関係なく、勝手に盛り上がって、傷つけてくる。こういう一方的なモラルハラスメントの被害に遭う人はもしかしたら少なくないのかもしれません。
「美人は得だ」とかよく聞きますが、過度な好意や嫉妬心に晒され、本当に辛い思いをします。
なので、どうしても光君を擁護したい気分になりました。

英さんがまた可哀想な役回り。流石に、恋人がデート前に他の男と寝ていたらブチ切れますよ、、、。なにも弁解しない春樹に、怒りを向けるのも仕方ないだろうと。

カシオさんは、人の心の奥から湧き上がるような冷酷さや、怒りを表現するのが本当に上手いなと感じます。
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商品の詳細

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