カスタマーレビュー

2020年9月26日に日本でレビュー済み
1983年7月から1年間放送された番組。
子供のころに大好きだった作品なので37年ぶりに見たくなって。
日本向けに販売されている商品は価格が10倍以上なので、お買い得なフランス版を購入。

日本の一般的なDVDプレイヤーでは再生できないPAL方式。
私のパソコンの外付け光学ドライブに添付されていたDVD再生ソフト(POWER DVD)では再生できなかったのですが、マイクロソフト社のソフト(1750円)をダウンロードしたら観られました。

冒頭に知らない3Dアニメ映像が長々と流れるので、最初欠陥品かと勘違いしましたが、製作したビデオ会社のオープニング映像でした(ホッ…)
メインメニュー画面よりVersionをクリックして日本語を選び、Epsodesをクリックして観たい回を選びます。
左上のサムネイル(第1話)を選び最初から再生すると日本版のオリジナルオープニング(デリケートに好きして)が流れますが、チャプター指定して途中から再生するとフランス語の全く別の曲と映像のオープニングが流れます。

日本語で観るとフランス語の字幕が付きますが、フランス語が分からない人ならば読めないので気にならないでしょう。

パッケージのイラストも美しく、9枚組とは思えない程コンパクトサイズだし、ピクチャーディスクも良かったです。

小学生の優が魔法でマミに変身してアイドル歌手として仕事をするストーリー。
優は幼馴染の中学生の俊夫のことが好きだけど、俊夫はマミの追っかけファン。
優は1年間限定で魔法を授かるが、他人に知られてしまったら魔法は消えてしまう。
大好きな彼が自分に見向きもせず、変身中の自分にだけ夢中という皮肉な運命。

優とマミの声は新人歌手としてデビューした太田貴子さん(当時16歳)が担当。
彼女の声は金切り声のような周波数の高い声で甘ったるい喋り方。
語尾が必ずしゃくりという唯一無二の個性の強さで賛否両論あると思います。
耳が敏感な私には正直言って不快な声なんです。

でも、主題歌や劇中に流れる彼女の歌声はとても魅力的なんです。
魔法の演出でキラキラした中でマミが歌うシーンは何度見ても飽きません。
むしろクセになる程です。
マミ映像と太田貴子歌声の融合は無敵です。
初期のころは魔法演出の歌唱シーンが毎回あったのに、だんだん歌唱シーンに手抜きした感じになっていくのは残念でした。

同様にキラキラ変身シーンも子供の視聴者にとっては重要な見どころなわけですが、おざなりになってる回も多くて、そこは省略しちゃダメだろって思いました。

放送回数52回なので脚本家も数人存在したと思います。
基本的に1話完結ですので、面白い話とつまらない話の差が激しいですね。

子供のころは全てが面白かったのですが、大人になると社会的な常識が身についてしまうので、ファンタジーなフィクションであっても「それっておかしくない?」という感覚を持ってしまうせいですかね。
例えば、暴力や暴言シーンは子供は何も考えず笑えるけど、大人になったら「それはひどい」とドン引きする自分がいて純粋に楽しめなくなってたりします。

ヤマなし・オチなし・イミなしな話に対しても「伏線を回収してない、未解決のまま強制終了?」と思ってしまいますし。
例えばネガがくしゃみをするたびに体が巨大化するという話があったのですが、小学生の男の子が作った謎の液体(本人曰く風邪薬)を飲まされて治るという話。
巨大化するという不思議な現象に魔法が関係してるのかと思いきや原因を解明することなく、魔法でも何でもない人間の子供の作った液体で元に戻るという謎も解明せず…モヤモヤしてたら、2階の窓から優がポジとネガを空に向けて投げる虐待シーンで終わり、さらにモヤモヤ。
大人になると考えることが多すぎて純粋に楽しめなくなりますね。

3枚目辺りのディスクで脚本家が迷走してます。完全な中だるみでシンドイです。
1話限りのゲスト出演キャラクター中心に描いていて、マミのキラキラシーンがない話が続きます。
芸能の仕事のネタがないのなら、優の学校や家庭、俊夫とのエピソードをもっと描いて欲しかった。
優の学校生活がほぼないし(クラスメイトで名前があるのは転校生のマモルくんだけ)、自宅のリビングで家族団らんシーンもほぼないのは何故?

1話限りのキャサリンやらどこぞの国の皇太子やら座敷わらし、プップクプーよりも
主人公の優とマミ(あるいはレギュラー出演者)を掘り下げたストーリーを見たかったです。

5枚目のディスクに珍しく前後編あって、俊夫に変身を見られてしまうお話は面白かったです。

あとは9枚目のラスト2話もハラハラドキドキで名作ですね。
魔法が使えるタイムリミットが迫りマミは仕事を入れたがらない。
マミがいなくなってしまう事実を誰にも打ち明けることはできない。
でも事務所は香港でのデビュー1周年コンサートを企画してしまう…
日程はタイムリミット後だし、実在しないマミはパスポートを取得できないので渡航はできない…

最終回目前の「これが最後の変身」というセリフに涙がこみ上げてしまいました。
小学生の優がマミとして大人の世界で見えない敵と奮闘している姿が意地らしくで。
最終回のラストステージは曲数もたっぷりで最高です。
フェザースターの舟が到着するまでに、最後の曲まで歌いきれるのか!?
ポジとネガともお別れが迫り、ポジとネガに頬ずりして泣きながら歌うマミ。
せつなくて泣いちゃいました。
これが最後のステージとは関係者も10万人の観客も誰も知らずにマミを応援しているのです。

事務所の看板スターの座をマミに奪われてマミを憎んでいた綾瀬めぐみが良き先輩になっていたことにも、最終回を盛り上げるエッセンスになっていたのではないでしょうか。

前期のエンディング曲は「パジャマのままで」、後期は「LOVEさりげなく」ですが、最終回は「パジャマのままで」スペシャルバージョンです。
その後と思われる写真風イラストが流れますので、一瞬たりとも目を離さぬようにご覧いただきたいです。(セリフがないので視聴者ひとりひとりの解釈に委ねられますが)
最後の最後にほんの一瞬だけ、優と俊夫の大人になった未来と思われる姿が映し出されて終わりますのでお見逃しなく!
私はこの部分の記憶がなかったので、子供の頃に本編で燃え尽きて最終回のエンディングを見逃していたようです。

面白いのは1~2枚目・5枚目・9枚目だけですが、最終回は何度でも観たい!!

1枚当たり300円ほど(パッケージは300円以上するでしょうから)で、子供のころの思い出が蘇り懐かしい気分に浸れるのでコスパは最高ですね。
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商品の詳細

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