カスタマーレビュー

2017年10月23日に日本でレビュー済み
この漫画は、いきなりモブ臭いおっさん連中が、木の棒切れでチャンバラごっこするところから始まるのだが
何と言っても絵が下手すぎる、キャラクター自体は描けているが、動きが絶望的に描けていない
一体どこを狙って体を動かしているのか、棒で殴ったとき、殴られたときのアクション、全てにセンスがない
おっさん同士の潰し合いが終わると、強いとされる主人公の女の子に、勝ち残ったおっさんが挑戦するのだが、おっさんはあっさりボコられる
そのシーンでも動きが硬すぎて主人公の強さが全く伝わってこない、おっさんが気付いたらタコ殴りに会っているだけにしか見えない
その後もアクションシーンが出てくるのだが、どのように体を動かしてどのように相手を攻撃し、相手はどのように受けるのか、一切伝わってこない
教科書に載せたい漫画である、悪い例として
ストーリーも落ち武者狩りに家族を惨殺された少女が、助けてくれた武将に戦場で尽くしたいがために強くなるが、その武将は女であることを理由に戦場に連れて行くことを拒否する、というだけ
一応2巻になるともう少し話は動くが、その話何が面白いの?先読みたくなる?というようなどうでもいいような話な上、展開がだいぶ唐突
歴史のifを作りたいのなら、それなりの説得力が必要になる、原作の岩明均氏は自身の作品(ヒストリエ等)ではこの部分が抜群にうまい
しかしこのレイリではそういった部分はお粗末と言わざるを得ない
そもそもキーパーソンとなるのが武田信玄の孫というかなり微妙なポジションな上に、主人公のキャラ付けも曖昧なままなし崩し的に話が進むので、読んでる側としては楽しむのが難しい
しかし、こうなってしまった理由は実は巻末の岩明氏のインタビューで明かされている
そのインタビューで岩明氏は、「今までの漫画は場面が書きたくて書いていた」しかし「今回はキャラクターが書きたかった」という旨のことを話している
なるほど、今までは確かに、その世界における出来事を中心に、キャラクターたちがその場面でどのように考え選択し行動していたのか、というようなことが描かれていた
だからこそ、群像劇的なそれぞれの思惑や心情などが複雑に絡み合った、奥深く共感しやすい漫画であったと私は思う
そして、このレイリは確かに主人公を中心として状況が動いているように感じる
なのだが、如何せん主人公が魅力に乏しく、ストーリーも特筆すべき点がないので、はっきり言って退屈な作品でしかない
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商品の詳細

5つ星のうち4.3
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