カスタマーレビュー

2012年6月13日に日本でレビュー済み
隣国と戦争真っ只中の、熱帯の地にある国、カトヴァーナ帝国を舞台に、本人の意に反して軍人の出世コースを驀進する怠け者の物語です。内容はギャグ要素が薄く、割と真面目です。恋愛については多少匂わせてはいるものの、ラブコメのような展開とかはありません。主要キャラはむしろ男の方が数も多く、キャラも立っているくらいです。その点は個人的にはむしろ好印象でしたが。
本作では、主人公の快進撃(頭脳労働に限る)がひたすら続きます。ある一点に限ってはスイッチが入って冷静さを無くすため完璧とは言えませんが、終始余裕でピンチを切り抜けていく様は、なかなか楽しかったです。主人公無双を楽しみたいなら十分かと。ただし、良くも悪くも主人公はアウトロータイプです。普通に感じの悪い行動も多く取り、後半に行くにつれ暗い部分をさらけ出すようになります。ヒロイン3人のうち2人とはどこか溝のある関係なので、過度に爽快感を求めない方が良さそうです。

なお、イラストについては、お世辞にも万人受けするものとは思えないので、期待しない方が良いです。具体的には、子供を描くのが苦手なのか、顔がグレイタイプの宇宙人みたいに平べったくなっているキャラがいます。そして何より、色鮮やかな表紙に反して、実際の挿絵はラフ画か何かと間違えたんじゃないかと思うくらい白いです。よほどシンパシーが合わない限り、表紙に釣られると泣きを見ることになります。
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