カスタマーレビュー

2019年8月16日に日本でレビュー済み
コミックス1巻から追いかけて読んでいましたが、4巻で秋彦がやらかした時に絶望的な気分になりました。八つ当たりと当てつけで大事な仲間(かつ自分に惚れてると知ってる相手)をレ○プした男です。しかもそのまま被害者宅に居座り続けた厚顔無恥。その後で何をやっても、「あーレ○プ男だ」と思って見てしまいます。恋人間でも夫婦間でもやってはいけないとされる性的な無理強いを友人間で強行したのですから。春樹というキャラクターに「合意」だと言わせても、もう何をどうしたって軽蔑の目で見てしまうんです。なので、続きの5巻を読むかどうかをかなり逡巡しました。
作者は真冬の歌(と春樹の誠実さ)で人が変わるという様を描きたかったんでしょうか、その前の設定に“人を傷つける”というカテゴリーを作り、そこに“レ○プ”を入れるのはやめてほしかった……その後ずっと軽蔑の眼差しで秋彦を見続けているので。
優しい(惚れた弱みの)春樹に許され、普通の友人関係に戻っただけでも奇跡だと思うのに、更にその先を望むなんておこがましいのでは⁉ と思ってしまい、二人のハッピーエンドを冷めた目で見てしまいました。
確かに秋彦は反省しており、変わろうと努力したのだと思いますが……全く府に落ちません。
「お前に見合う男」になる前に、春樹に他に好きな相手ができるとか思わなかったんでしょうか。ずっと自分を好きだと思っていたんでしょうか。気持ちの確認もせず、何の秋波も送っていなかったのに。(ちょっと真面目になって、ちょっと優しくなったからって あれだけ傷つけられた上に玉砕した春樹に分かろうはずがありません。)
傷心を引きずった春樹を待たせたまま変わろうとするのではなく、変わろうと決意した時点で春樹に告白し、自分は変わると宣言してから有言実行して見せた方がまだ分かります。が、何も言わずちょっといい自分になってから告白しようというやり方が、もう物凄くセコいですし自己中心的です。
結果、春樹だけがいたずらに傷つけられズタズタにされて可哀想な代わりに、最後の最後に秋彦からの情熱的な告白をドドンと用意 → 良かったね! という風に見えました……。
秋彦は春樹に告白まであっさり受け入れられ許されたことで慢心せず、これからは自分が受けになってでも繋ぎ止めようとする努力と、今度はこちらから好き好き言いまくって追いかけるぐらいの気概を見せて欲しいものです。(というかアニメではやけにごっつい秋彦ですが、原作では線の細いどちらかと言うと女顔のイメージでしたので受けだと思い込んでました。攻めだと知った時はビックリ……あ、個人的見解です)

あとBL故に仕方ないことかもしれませんが、男二人組の登場人物全てがゲイになっていくのはちょっと……読みづらいです。バンド内100%BL率なのに、これ以上はもうお腹いっぱいです。主要な登場人物がゲイしかいない世界になりつつあるのは残念です。タケちゃんはソロ登場なので彼女できましたが、今後はどうなることやら……。
もしも柊とシズちゃんまでBLになったらバンド以外でも、幼馴染内BL100%になるので……それはもう見たくないです。

それと、他の方の意見にもありましたが、主軸の二人をメインにストーリーを進めて欲しかったです。
一組のカップルが落ち着いたら次のカップルに移り、そのカップルも落ち着いたらまた次のカップルに話が移る、という経過をたどっていますが、そうではなく、真冬を中心にした物語の広がり、という風に話を作って欲しかったなあと思いました。

⚫私が見たかったもの:
真冬のバンド加入による辛い過去の昇華と音楽の化学変化→ からのバンド大成(加速度を増して変化するバンド内部と取り巻く環境。認知度が上がって売れていく様)
⚫現実の展開:
真冬の新しい恋の発展も音楽的活躍も宙ぶらりんで、主軸の二人を脇に置きバンドメンバーの愛憎スピンオフで二巻消化……
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