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2021年1月31日に日本でレビュー済み
ここ数日、僕は幸せだった。現代の日本に生きていながら心は空想の世界に飛んでいたからだ。そして読んでいる時の僕は容易に大学生時代の自分、有り余る時間の中で好きな本を読んで将来を夢見ていたあの頃に戻ることができていたからだ。

創竜伝は田中芳樹さんの人気シリーズで、あの名作銀河英雄伝説と同じくらいにファンが多いのではないかと思います。僕もそんな中の一人でした。

ですが、田中芳樹さんのファンなら知っていると思うのですが、「筆が遅い!」。

あのシリーズもこのシリーズも全然新作が出ないうちに何となく話の内容を忘れてしまってっていうケースが頻発していました。具体的には「アルスラーン戦記」であったり「窓辺には夜の歌」のシリーズだったりとか。
そんな中、創竜伝の15巻が発売されてこの度ようやく完結した。13巻が発売されたのが2003年。そして14巻が発売されたのが2019年。
・・・・おい!←失礼しました。

14巻が発売されていたのはノーチェックでしたので購入しようとしましたが、同じことを考えている人が多いのか紙の本は売り切れ。電子書籍は問題なく販売していたのでKindleで購入。リハビリ?のため、13巻から読み始め、14巻、そして昨日15巻も読み終わりました。

昔に読み始めた時、4兄弟の長男始は23歳。次男の続は19歳。その二人の間くらいだったと思います。20歳か21歳。それがあれよあれよと始の年齢を追い越し。今では三男の終16歳と四男の余はうちの子供らとほぼ同世代!?!

でもね。そんなことよりも何よりも「自分が死ぬ前に完結を読むことが出来て感謝」の気持ちでいっぱいな訳です。ホントもう無理かと思っていましたので。

世紀末(1990年代)の話が現在に置き換わっているので、スマホが出てきたりドローンが出てきたりと変わっていますが、四兄弟の個性であったり、歴史へのリスペクト、現代日本への皮肉といった基本となる部分は良い意味で何も変わっていません。読み始めると時空を超えてあの世界に入り込めるのです。そしてそんな時間を齢50歳になる頃に味わえる自分は本当に幸せなのです。

あのキャラクターがまさか征夷大将軍になるなんて田中芳樹先生しかできないよねあんなこと。あれ、何か笑い声が?
「をーっほほほほほ!」やべー逃げろ。
田中芳樹先生、本当にありがとうございました。
20歳の頃、この本に出合えた自分は本当に幸せでした。
超能力ドラゴンたちよ永遠なれ!
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