カスタマーレビュー

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2020年11月16日に日本でレビュー済み
しばらく読み進め、ほっと胸を撫で下ろした。いよいよ物語が動き出す。エラータは誓約に魔法を重ねることでフィンヴィラを深淵の谷に縛り、ミアーハは狼と、姫らを谷から連れ出す策謀をめぐらせる。企みは、フィンヴィラの魔力が強まる前に決行できるか否か、あるいは、フィンヴィラを手懐けられるか否かに掛かっているように思われるが、どうか。
谷の動静にしても、アリアンロッドたちの動きにしても、グリフィスの帰還への旅立ちにしても、本巻にはケルトの魔法の香りが濃く立ち込め、読者が待ち望んでいた「クリスタル☆ドラゴン」の世界観が存分に表現されている。これが、見たかったのだ。
しかし惜しむらくは、絵柄の変化であろう。ミアーハの気高さと美しさ、バラーの内なる激しさと冷たさとが、描ききれてないのが残念でならない。やはり私は、ミアーハの魂がこの世に戻ってきたあたりのあしべ氏の画風が本巻の内容を表現するのにもっとも適していると感じられてならない。
いや、贅沢にすぎる我が儘かもしれない。。。これだけのものが見られるのだから。あしべ氏にはこのまま何にも気を取られず、「クリスタル☆ドラゴン」の導き手を全力で担っていただきたく強く思う。
果たして次巻は、波乱の風が吹き荒ぶのであろうか?次巻の早期の出版を願う。
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