カスタマーレビュー

2018年9月12日に日本でレビュー済み
言うまでもなく「天鏡のアルデラミン」の宇野先生の新作です。
前作とタイトルからして、剣術の近接戦闘系だと思いきや、特に第1章はハリーポッターや同系等の海外の児童書を思い出させる内容で、つまり、全然系統違いの魔法世界のお話で、あれ?と思います。とはいえ、トロールの観点など、ちょっと現実的な問題にリンクさせた話題は、アルデラミンの作風を感じ取れます。
結局、読み終えれば、確かに宇野先生の作品という感じなのですが、とにかく、前半1/3は、なんか、違和感があるけど、ところどころ宇野先生のエッセンスがあるというような、アルデラミン読んでいると不思議な感覚があります。

総じて良作であります。ただ、最序盤など、キャラクターの名前を出さずに、比較的多くの登場人物を出すという高度なことをやっているが、作家としての力量はまだ追いついていないから、変に読みづらいなどの印象も持ちます。

でも、思えばアルデラミンも、初巻の出来はあまりよくなく、後半の演習のシークエンスから急激に現実世界の観念も踏まえて引き込まれて、大変面白いと思った作品であり、そういう意味では今後の展開も期待できるかもしれません。少なくともプロローグは、アルデラミンの初巻とは比較にならないほど素晴らしかった。
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