カスタマーレビュー

2006年3月29日に日本でレビュー済み
これまで名作「ドカベン」、大作「MAJOR」、秀作「タッチ」「H2」、伝説「巨人の星」その他星の数ほどあってかきつくされたかのように思えたが、そうじゃなかった。「おお振り」は、新しい野球漫画だ。

何が新しいかというと、所謂魔球や秘打といった必殺技といえるものは一切出てこず、等身大の主人公達の成長が丁寧に描かれている。だから、タイプとしては「キャプテン(ちばあきお)」型漫画だ。しかし、キャプテンとの違いは、試合において「何が起こっているか」以上に「何故それが起こっているか」ということに重点を置いているところだ。

新設の高校野球部が大活躍(するところまでまだ進んでないけど)するといわれると、メイク・ミラクル、つまり奇跡的な勝ち方をする漫画かと思われるけどそうじゃない。そう見せないのは、練習方法が納得がいける丁寧な方法で描かれていて嘘がないこと、それ以上にメンバー同士の心理状態がコレでもかというほど丁寧に描かれているという点だ。特に、キャッチャーのタカヤが初登場時と今で、三橋に寄せる気持ちの変化は、驚くほどリアルに、無駄なく、わかりやすく描かれていた。野球の魅力を巻実主人公達を描くことで、野球というスポーツの魅力を読者にも感じさせる。

この巻は前巻からの続きで、地区大会一回戦だ。呼んでもらえれば一目でわかってもらえると思うが、根性だけで勝ち進んでいく凡百のスポーツ漫画とは全く違う魅力を持っている。「スラムダンク」以来のスポーツ漫画の革命だと感じた。★5つ!
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商品の詳細

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