カスタマーレビュー

2021年5月26日に日本でレビュー済み
第3部、上下巻を通してのレビューです。
1冊だけでも、第1部と同じぐらいの文章量なので、読み応えがありました。序盤付近の「脳を送る」というあたりのくだりで、何故かキャプテン・フューチャーシリーズのサイモン教授のことが頭に浮かんだりして。
それはともかく、今作は主人公がコールドスリープを繰り返しながら物語が動くせいか、展開がめまぐるしいです。ただ、しょっちゅう「後世の歴史家によれば」的な文章が入るので、たとえ“今”が危機的状況であるにせよ、太陽系はそのハードルを乗り越えたんだろうなあと思いつつ読みましたが、、、。うーん、読後感はあまりすっきりしません。え?こういうラストなの?そんなあ……と思ってしまいました。

多分に、これは好みの問題なのかもしれません。自分的には、第2部のラスト付近でルオが三体人に打ち勝った時のようなカタルシスのあるオチが好きなので。比べれば、シリーズの結末である第3部はその点が物足りないです。ちょろっと出てきた得体の知れない存在は、結局のところ出オチめいて終わりだったし。
シリーズ名は「三体」ですけど、太陽系対三体世界として綴るなら、第2部で終わりにしてもよかったんじゃ?とも思ってしまいます(今作下巻での三体人の扱いがおざなりなせいもある)。
結局、レビュータイトルにしたように、第2部が一番面白かった、になってしまいます。
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商品の詳細

5つ星のうち4.7
星5つ中の4.7
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