カスタマーレビュー

2021年3月10日に日本でレビュー済み
「宇宙世紀に文藝春秋があったら」というコンセプトで、
ファーストからナラティブ、最新作「閃光のハサウェイ」までの宇宙世紀の歴史を、
テレビシリーズ、劇場版、OVAまですべて網羅してまとめるという試みは面白かったです。
ラプラス事件からマフティー動乱までの100年余りの事件を報じた文藝春秋の架空記事を、
再編集して1冊に編集し直した、という凝った構成になっています。
これまでアムロやシャアなどキャラクターあるいはモビルスーツの変遷を軸にして宇宙世紀の
歴史をつづったムックはいくつかあったと思いますが、文春らしく主役は「事件」「歴史」であり、
誌面を主に飾るのは、ギレン、ジャミトフ、ハマーン、シャア(CCA時)、ミネバです。
モビルスーツに関する記事はほとんどありません。

記事の切り口や紙面デザインはまさに週刊誌的ですが、中の文章はマニアには物足りなく、
ほどほどのファンにはマニアックすぎるという感じでしょうか。編集部や執筆陣の苦労が
うかがえます。でもこんな本ができてしまうのも、40余年にわたるガンダムの物語の
蓄積の賜物でしょう。できれば富野監督のコメントを読みたかったです。

ところで、「MS IGLOO」なんてマイナーな作品からも画像が転載されているにもかかわらず、
「ジ・オリジン」からは一点もないのはなぜでしょうか。設定を使用している記事もあるので、
パラレル扱いになっているわけでもなさそうです。
それから、同じ宇宙世紀でも、時代が跳んだ「F91」「V」には一切触れられていません。

カラーページが多いので1800円という値段はやむなしですが、店頭で内容を確認して、
中身は自分の好みであるかどうかで購入を決めたほうがいいと思います。
私のような政治や歴史が好きなファンには満足でした。
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