カスタマーレビュー

2019年6月22日に日本でレビュー済み
後編は関西大会に向かう夏からの出来事が中心。

関西大会にむけて再度オーディションを行うことで昨年までは起きなかったトラブルが起きる吹奏楽部。
一年生の頃は後輩として、二年生の時は新入生担当として、そして三年生の今回は部長として部活に関わってきた久美子が自分が『どうしたいか』や『どうなりたいか』の答えにたどり着く姿にはシリーズを追ってきた読者としては読みごたえあった。

一点分下げたのは、真由の思いに関するすり合わせは久美子と対面で行って欲しかったという点と求の話をもう少し丁寧に見たかったから。
真由の想いは理解できる点と描写少なく不気味に映る点が混在しているのだけれど、その解決はなされない。
二人が本音をぶつけ合うシーンがもう一度あればこのモヤモヤ感はなかったと思う。私は真由がキャラクターとして好きだがもう少し活かせたのではと感じています。

また、求の話も久美子が『疑い』を抱くなかで必要な話なのだけれどかなりあっさりしている。この辺りは外伝や短編で補完されるとは思いますが、久美子の気持ちに影響を与える程のインパクトがあったかというと少し弱いと感じた。

読了感は良く、青春を感じさせる作品でした。
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