カスタマーレビュー

2014年1月24日に日本でレビュー済み
前作の『小さなチーム、大きな仕事』は紙が破けるぐらい何度も何度も読み返しました。原著の『Remote』は10月末に出たばかりなので、
わずか3か月のうれしいスピード翻訳です。

 本作の残念なところを正直にお伝えすれば、1/3をリモートワークをなぜ行うべきなのか?
リモートワークを否定する経営者向けに説得に充てているところがもったいないところです。

 しかし、2/3は目からウロコの情報、一語一語に重みがある内容が詰まっています。
ページ数は270ページと多く見えるのですが、文字が大きいところ、新書に似たサイズなので、すぐに読み終わることでしょう。
注意点としては、ジェイソンの言葉は経験談に基づく深みと重みある言葉で書かれています。
平易でわかりやすいトーンなので、うっかり見落としがちなのですが、そういう体験をしている人や、
悩みや課題を持っている人ならば、ああ!そうか!こうすればよかったのか、と新しい解決策を見出すきっかけになること間違いなしです。

 私自身、会社自体がほぼリモートワーク。従業員ゼロで、各分野各分野のエキスパート同志が離れて仕事をしています。
リモートワークを初めて、1年近くたちますが、やはり最初は、リモートワークのマネジメントで苦労しました。

 現在もついうっかりすると、夜26時を回っている。そういうことも多々あるのですが、
本書でもしっかり、リモートワーカーは一見、働いていないように見えて、働きすぎる危険性に触れています。

 前作とも一部かぶる部分もあるのですが、本作でぜひ読んでほしいのが、リモート時代の人材採用の仕方です。
・人柄も重要
・文章力のある人を雇う
・短期契約でテストしてから正式契約
・1年に少なくとも2回、約5日は皆で会う

 この点はホントに重要だと思います。履歴書だけでは決して、わからない部分を、どう仕事を任せて、プロジェクトを動かしていくのかが課題だからです。
 特に文章力は非常に重要です。文章力は必要ない時代といわれる方もいるかもしれませんが、
この文章力がないとリモートワークはおろか、リモート時代を生き抜くことはできません。メールやチャット、
掲示板で文章をもって伝えていかないといけないので、重要なところです。

 前作自体も発売から2年ぐらいして、その重要性がわかったことを考えると、本作も社会全体の流れとしては
2年後ぐらいに実感がわいてくるのかもしれません。
この手の本は、経験談に基づき、かつ実績ある企業の内容はなかなか出てこないので、
読んでおいて損のない本です。非常におすすめです。
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商品の詳細

5つ星のうち4.1
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