カスタマーレビュー

2018年1月22日に日本でレビュー済み
思春期に思い描いた自分の理想の箱庭を悪戦苦闘の末に創造した結果、それが動き出しなおかつ自分もその一部として参加できる・・・という、読んでいるこちらまでワクワクするような楽しさにあふれた世界観。
その読み手が共有できる楽しさが『アマネ†ギムナジウム』1巻で感じた魅力だったのですが、この巻ではそれとは少し違う展開が始まったのが意外でした。

2巻では、人形である少年たちの愛憎劇がBL漫画顔負けの本格さでページを取って描かれます。ただそのぶん、主人公にして創造主である天音の視点・登場場面が少なくなって感情移入が難しくなり、読み手としては突き放された感じでやや困惑させられました。
作り物の球体関節人形たちが演じる大真面目な愛憎ドラマを、彼らの創り手である天音を介さない目線ではどう受け止めればいいのだろうか?という距離感の戸惑いがこの落ち着かない感覚の正体でしょうか。

上記の理由から1巻とはガラリと違う読み味になっていたので、次巻が気になりつつもこの先の期待値がやや不安気味というのが2巻の印象です。
しかし兎丸氏の画力は流石だし天音のキャラが魅力的なのも健在なので、自分にとって目が離せない作品であることには変わりありません。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
違反を報告する 常設リンク